Your browser is: WebKit 537.36. This browser is out of date so some features on this site might break. Try a different browser or update this browser. Learn more.
コンテンツにスキップする

米国、ウクライナの軍隊保有を認めるようロシアに要求へ-関係者

  • ウィトコフ米特使がプーチン大統領との次回会談で問題を定期へ
  • トランプ政権、ザポリージャ原発の返還もロシアに要求-関係者
Soldiers fire drones toward Russian positions in Lyman area, Ukraine, on April 24.
Soldiers fire drones toward Russian positions in Lyman area, Ukraine, on April 24. Photographer: Jose Colon/Anadolu/Getty Images

米国はロシアに対し、ウクライナが独自の軍隊と防衛産業を持つ権利を認めるよう求める方針だと、事情に詳しい関係者が明らかにした。

  非公開情報であることを理由に匿名で語った同関係者によると、ウィトコフ米特使がロシアのプーチン大統領と予定している次回の会談で、この問題を和平合意の一環として提起する見通し。

  十分な装備と人員を持つ軍隊の保有をウクライナに認めるのはプーチン氏にとって、戦争の主要な目的の一つである「ウクライナの非軍事化」を放棄することを意味する。

  これは戦争が4年目に入った中で、トランプ政権がウクライナだけでなくロシア側からも一定の譲歩を引き出そうとしている姿勢の表れだ。これまでのところ、米国の提案はロシア寄りだとの批判が出ており、特にトランプ政権がウクライナに北大西洋条約機構(NATO)加盟を断念するよう主張している点などが問題視されている。

  トランプ政権はロシアに対し、ザポリージャ原発をウクライナに返還することも求めている。関係者によれば、同原発は米国の管理下に置かれ、両国にエネルギーを供給する役割を担うことになる。ただ、計画の詳細はまだ確定しておらず、変更される可能性もあるという。

  米国家安全保障会議(NSC)、米国務省、ウィトコフ氏の広報担当にコメントを求めたが、現時点で返答は得られていない。

関連記事
トランプ氏がゼレンスキー氏非難強める、「有害」な声明で交渉難航
ウクライナとロシアの和平合意、領土の譲歩が必要-バンス氏
米国、クリミアに対するロシア支配を認める用意-関係者

原題:US to Demand Putin Accept Ukraine’s Right to Military Force(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE