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米鉱工業生産指数、過去3カ月で2度目の低下-製造業軟調

更新日時
  • 5月の鉱工業生産指数は前月比0.2%低下-市場予想下回る
  • 製造業生産指数は0.1%上昇-前月は0.5%低下に下方修正
A work assembles a mid-size vehicle at a manufacturing plant in Canton, Mississippi.

A work assembles a mid-size vehicle at a manufacturing plant in Canton, Mississippi.

Photographer: Daniel Acker/Bloomberg

5月の米鉱工業生産指数は過去3カ月で2度目の低下となった。公益事業の低下と製造業の軟調が背景にある。

キーポイント
  • 鉱工業生産指数は前月比0.2%低下
    • 市場予想は前月比横ばい
    • 前月は0.1%上昇(速報値は横ばい)に上方修正
  • 製造業生産指数は0.1%上昇
    • エコノミスト予想の中央値と一致
    • 前月は0.5%低下(速報値0.4%低下)に下方修正

  二転三転する米国の通商政策と関税措置により、企業は国内外の需要動向を見極めにくくなっており、製造業の短期的な見通しが不透明になっている。一方で、米中両国が貿易戦争の緩和に向けて暫定的な合意に達したことが、懸念を一部和らげる要因となった。

  米国内生産拠点の長期的な計画を発表する企業は少なくないが、議会で税制・歳出法案の議論が続く中、多くは設備投資の拡大に慎重な姿勢を保っている。

  5月の製造業生産指数が小幅ながら伸びたのは、自動車生産が約5%上昇したこによる影響が大きい。自動車を除くベースでは2カ月連続で低下した。

  家電や電子機器などを含む消費財は3カ月連続で低下。この日発表された5月の米小売売上高は1月以来の大幅減少となり、関税措置の影響で自動車を中心に消費者が支出を抑えている状況が示唆された。

関連記事:米小売売上高は2カ月連続で減少、予想以上に悪化-自動車が低迷

  統計の詳細は表をご覧下さい。

原題:US Industrial Output Declines for Second Time in Three Months(抜粋)

(統計の詳細を追加して更新します)
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