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パウエル議長、関税が物価に及ぼす影響を見極めきれない-上院証言

  • 関税のどの程度がインフレとして表面化するか「予測は非常に困難」
  • 前日の下院金融委員会への出席に続いて上院銀行委員会で証言

パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は25日、関税が消費者物価に及ぼす影響を、金融当局としていまだ見極めきれていないと述べた。

  パウエル議長は上院銀行委員会の公聴会で、議員の質問に答え、「問題は誰が関税を負担することになるかだ」と発言。「そのうちのどの程度がインフレとして表面化するのか。率直に言って、それを前もって予測するのは非常に困難だ」と述べた。

上院銀行委員会で証言を行うパウエルFRB議長(25日、動画)
Source: Bloomberg

  パウエル議長は前日の下院金融委員会での証言に続いて、議会証言を行った。インフレ指標が予想を下回っていることを受け、トランプ大統領は政策金利を引き下げるよう圧力を一段と強めている。

  FRBのウォラー理事とボウマン副議長は、インフレが抑制されたままなら7月にも利下げをする可能性を示唆した。

  しかし、パウエル議長は24日に下院で、堅調な景気と関税がインフレに及ぼす影響の不確実さを挙げ、利下げを急ぐ必要はないとの見解をあらためて示した。

関連記事:パウエル議長、金利は当面据え置きへ-関税でインフレ加速見込む (4)

原題:Fed’s Powell Says Tariff-Driven Inflation Remains a Big Question(抜粋)

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