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クラフト・ハインツ、2027年までに全商品を合成着色料不使用に

  • 「ジェロ」や「クールエイド」など-ライセンス供与先にも働きかけ
  • 米FDA、人工着色料7種の使用廃止目指す方針

クラフト・ハインツは、2027年末までに米国内の全製品から合成着色料を除去すると発表した。「ジェロ」や「クール・エイド」、「ランチャブル」の一部から、赤色40号や黄色5号といった着色料が排除される。

  米国最大のパッケージ食品会社のクラフト・ハインツは、米食品医薬品局(FDA)により規制されている人工着色料の排除に全面的に取り組むことになる。今後は、米国内ではこうした着色料を使用した新製品を導入しない。

  同社の方針転換は、ケネディ厚生長官にとっての勝利とも言える。保健福祉省とFDAは4月、2026年末までに合成着色料を排除するため、食品メーカーと協力していくと発表した。ただ、業界団体は、合意に至っていないと主張している。

  クラフト・ハインツの北米トップ、ペドロ・ナビオ氏は「当社の製品の大半は天然の色素か無着色であり、残りの製品についても合成着色料の使用を減らす取り組みを続けている」とのコメントを発表した。

  FDAが食品への使用を認可している7種類の代表的な合成着色料は「FD&C着色料」と呼ばれ、米国人が摂取する人工着色料のほぼ全てを占めている。FDAは1月、このうち赤色3号の使用禁止を発表し、4月には残る6種類についても使用の廃止を目指す方針を示した。

  クラフト・ハインツはまた、自社ブランドのライセンス供与先に対しても、合成着色料の使用をやめるよう働きかけていく。モリス・ナショナルは「ジェロ」ブランドのキャンディを製造しており、合成着色料を使用している。フランクフォードはクラフト・ハインツの子会社「オスカー・マイヤー」のホットドッグ型グミを製造している。

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原題:Kraft Heinz to Remove All Artificial Dyes By End of 2027(抜粋)

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