「ポケモンGO」のナイアンティック、ゲーム事業35億ドルで売却合意
Matthew Martin-
買い手のスコープリーはサウジ政府系ファンドの子会社サビーが保有
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「ピクミン・ブルーム」や「モンスターハンターNow」も含まれる
2016年に大ヒットした「ポケモンGO」を開発した米ナイアンティックのゲーム事業を、米モバイルゲーム会社スコープリーが35億ドル(約5200億円)で買収する。合意を発表したスコープリーは、サウジアラビアの政府系ファンド、パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)の子会社サビー・ゲームズ・グループが保有している。
取得するゲームタイトルにはポケモンGOのほか、「ピクミン・ブルーム」や「モンスターハンターNow」も含まれ、それらの開発チームもスコープリーに移籍する。ブルームバーグ・ニュースは2月、スコープリーによる同事業買収の合意が近いと報じていた。
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ナイアンティックは2015年にグーグルから分離独立。ジョン・ハンケ創業者は衛星マップ事業に携わった後、グーグルのジオ部門を率いた。スコープリーの発表によると、ナイアンティックのゲーム事業は昨年に10億ドル余りの売上高を計上。月間アクティブユーザー数は3000万人だった。
サビー・ゲームズは2年前にスコープリーを49億ドルで買収。サビーはサウジをゲーム産業のハブに変身させるべく、380億ドルの資金を得て創業した。
原題:‘Pokemon Go’ Owner Sells Games to Saudi Group for $3.5 Billion(抜粋)
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