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NY連銀製造業景況指数、6月は一段と縮小-見通しは大幅改善

更新日時
  • 景況見通し指数は23ポイント余りの急上昇、5年ぶりの大幅な回復
  • 仕入れ価格は2年ぶり大幅低下、販売価格は23年以降2番目の高水準

6月のニューヨーク連銀製造業景況指数は一段の活動縮小を示した。市場ではマイナス圏ながらやや上向くと予想されていた。受注と出荷の縮小が悪化の背景にある。ただ、見通し指数は大きく改善した。

キーポイント
  • 製造業景況指数は約7ポイント下げてマイナス16
    • 4カ月連続で縮小圏にとどまる
    • ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値はマイナス6
    • 前月はマイナス9.2
    • 指数はゼロが活動の拡大と縮小の境目

  6カ月先の景況見通し指数は23ポイント余りの急上昇を記録した。これはコロナ禍後に経済活動が回復し始めた時期以来、5年ぶりの大幅な回復。受注と出荷の見通しも急回復した。

  調査回答は2-9日に収集。米国と中国が貿易戦争の緊張緩和に向け暫定合意に達する直前の時期だった。両国はロンドンでの2日間の通商協議を経て、スイスのジュネーブで合意した内容を実行に移す方法を巡る枠組みで合意した。

関連記事:米中高官、貿易摩擦緩和に向けた枠組み合意-両国首脳の承認待つ (1)

  原材料の仕入れ価格指数は12ポイント余り低下の46.8。2年ぶりの大幅な低下を記録した。仕入れ価格の見通し指数も低下した。

  一方、販売価格指数は4月以来の高水準。2023年2月以降で見て2番目に高い水準に上昇した。販売価格の見通しも上昇した。

  製造業者は原材料価格の上昇と通商政策の不確実性の下で苦戦している。議会で審議中の税制・歳出法案の行方がより明確になるのを待とうと、製造業者の顧客は投資を手控えている。

  新規受注指数は21ポイント余り低下してマイナス14.2。出荷指数はマイナス7.2に低下した。両指数とも3カ月ぶりの低水準。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:New York Factory Activity Contracts While Outlook Improves(抜粋)

(統計の詳細を加え、更新します)
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