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6月米製造業PMIは変わらず、インフレ加速-生産者が価格転嫁

更新日時
  • 製造業の仕入れ価格指数、4年ぶりの大幅上昇
  • 押し上げ効果は数カ月で後退する可能性が高い-S&Pグローバル

6月の米製造業活動は力強い雇用の伸びを一因に、前月と同じペースで拡大を示した。一方、2つのインフレ指標は2022年7月以来の高水準に加速した。S&Pグローバルが購買担当者指数(PMI)速報値を発表した。

キーポイント
  • 総合PMIは52.8に低下-前月は53
    • 市場予想は52.2
  • 製造業PMIは52-前月も52
    • 市場予想は51
  • サービス業PMIは53.1に低下-前月53.7
    • 市場予想は53
  • 指数は50を上回ると活動拡大を示す

  製造業の仕入れ価格指数は5.4ポイント上昇の70と、4年ぶりの大幅上昇を記録した。販売価格も同程度の上昇となり、生産者が輸入関税を含むコスト上昇分を転嫁していることを示した。

  S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのチーフ・ビジネス・エコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は発表文で「製造業を中心に国内需要は堅調で、雇用拡大につながっている。ただ、その一部は在庫積み増しによるもので、これは関税による価格上昇や供給問題への懸念と関連していることが多い」と語った。

  さらに「こうした押し上げ効果は、今後数カ月で後退する可能性が高い」と述べた。製造業の雇用は1年ぶりの速い伸びを示した。

  今回の統計は、トランプ政権が中国などに適用した一部の関税措置を緩和した間に、在庫の積み増しが引き続き急増したことを反映している。

  今回の調査データは6月12-20日に収集された。

原題:US Manufacturing Expands While Prices Paid, Received Accelerate(抜粋)

(統計の詳細やコメントを加え、更新します)
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