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中国政府系ファンド、米プライベート資産の売却着手-貿易戦争激化で

  • 約10億ドル相当のPE投資について、すでに売却先を模索-関係者
  • 対米投資のリスク増大、手じまいに時間要するプライベート資産売却

中国の政府系ファンド、中国投資(CIC)は、米国のプライベート資産に対するエクスポージャーの削減に乗り出した。米中の貿易戦争が激化するなか、対米投資リスクの高まりに対応する。事情に詳しい関係者が明らかにした。

  CICが圧縮を計画している米非公開資産には、プライベートエクイティー(PE、未公開株)のほか、不動産やインフラが含まれる可能性があると関係者は述べた。すでに米企業が運用する約10億ドル(約1430億円)相当のPE投資について売却先を探しているという。

  CICは現時点でコメントの要請に応じていない。ロイター通信はこれに先立ち、カーライル・グループやブラックストーンなど8社が運用するファンドに組み入れられたPE投資の売却をCICが計画していると報じていた。

  米中が関税で報復の応酬を繰り広げる中、中国の政府系ファンドにとっては、米資産に対するリスクが今年に入って高まっており、CICは投資引き揚げに時間を要するプライベート資産へのエクスポージャー圧縮に動いていると、関係者は述べた。

原題:China Sovereign Fund Cuts US Private Assets Amid Trade War Risk(抜粋)

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